All Entries |  Monthly Archives |  Tag Cloud |  New entry |  Up load | 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

詩人と子供は月をピカピカと云うだろう




月はピカピカしていた

それはいつだっただろう
彼の周りにいた人は
彼が本気でそう言うものだから
魂を削ってピカピカだと説くものだから
その時確かに
月はピカピカしていた

君はきっと
初めて満月を見た時だった
月はピカピカしていた

今宵の君はきっと
忘れてしまっていたり
感じる事ができなくなってしまっている
月はピカピカしていた

多くの大人は
また現代を必死に生き延びる人らは
月はピカピカしていた
そんなことを口にする人を
ちゃんちゃら可笑しいだとか
やれ拙いだとか
なんだよ電球じゃあるまいし
なんて顔して莫迦にする

それはきっと
恒星がなんだとか
それは反射光に過ぎないのだ
などと宣った莫迦が
大昔にいたからだろう

月が夜空を照らすあかりたれないのならば
君の泪は何によって乾かされようか
月が夜空を照らすあかりたれないのならば
もはや科学なんて
優しい真面目君が癒してくれるだけの老賢者

文字も観念もない
因果関係をも手放したその体で
暗い一人を生きた時
君の眼には確かに
月はピカピカしていた


スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。