All Entries |  Monthly Archives |  Tag Cloud |  New entry |  Up load | 

茫々余情




日の光
僅かに溜めて解き放つ
畳の上で手を広げ
仰臥の欠伸耳に落つ

呼吸を一つ
また一つ
天井見ながら
また一つ

君の隣で茫々と
昔の法事を思い出す



親戚か
さも親戚の小父さんの
禿げた頭の
よく似合うこと

瓶の麦酒で蛸入道
畳の上で臍出して
閉じた瞼の猩々緋
大きな口の奥の錫



春の日の
丸く輝く散歩道
真似はできぬと嘆いても
やれ傍らの懐かしさかな


スポンサーサイト

管理者にだけ表示を許可する